今日は「第3回契約キャベツ技術解決チーム会」に出席。
農業試験場・各農林総合事務所のキャベツ担当者の方が集まり、各地区の情報交換や今後の栽培内容を確認しあいました。
今回の開催場所となったのはJA敦賀美方(育苗センター)の播種作業現場。
昨年JAで購入した「ペーパーポット土詰機(写真 左)」と「セルトレイ播種機」を使い播種作業が行われていました。
<播種作業>
・JA敦賀美方管内でキャベツの作付は18町あり、うち8町をJAで播種育苗。
・7月4日~21日まで5回に分けて行い、1日あたり700~800枚の黒セルトレイ分播種(本日4回目)。
・品種は「おきな」と「万代」の2種類。
・6名ほどで流れ作業。土詰め→播種機で窪みをつけ、種まき、潅水(写真 真ん中)、覆土→ホースによる潅水・農薬散布(写真 右)。
・床土は「与作N-150」、農薬は「ベンレート水和剤」を使用。
・播種機による潅水は水圧調整ができ、1セルトレイあたり600mlで設定。
・農薬は流れ落ちないように、たっぷりと潅水した後に散布。
・土詰機も播種機もレール上の最後にストッパーがついているため、作業が追い付かないときは自動で止まるようになっている。
<その他注意点>
・通常播種2日後にセルトレイをハウスに並べているが、これだけ暑い日が続いているため芽出し状況を確認して苗に無理がかからないように管理する。
・播種日が同じでも品種が異なると生育速度も異なる。
・昨年コナガが多かったため今年も注意。コナガは有機リン系農薬に対し抵抗性があり効きにくいので注意。