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TAC

 

TAC 紹介

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私たちのお仕事
私たちは、JAのTAC担当者と担い手農家へ出向く仕事です。
私たちは農業経営者の総合窓口です。TACが訪問しましたら、生産や販売にかかるご要望はもちろん、融資の相談やJA事業への提言など、何でもお聞かせください。
皆さんのご意見・ご要望にお応えすると同時に、JAグループに内在する問題や傾向を分析し、事業の改善にもつなげて参ります。
私たちは、農家の方との繋がりを大切にします。
 

担い手対策課紹介

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TAC ブログ

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排水対策施工(カットドレーン)実演
2018-06-27
午後からは、二州地区で行われたカットドレーンを活用した排水対策施工の見学に行ってきました
 
こちらの圃場では、慣行区にはサブソイラのみを、実証区にはサブソイラ+カットドレーンを施工し排水性の違いを比較していくそうです。
※カットドレーンは、トラクタに装着する穿孔暗渠施工機。圃場の土をブロック状に切断して動かすことで、約70 cmまでの任意の深さに四角形の空洞を成形。
 
カットドレーンは2機用意してあり、1機は通常のカットドレーン(トラクタMR77)、もう1機はカットドレーンmini(トラクタSL54)で比較しながら実施。
 
まず朝方のうちに、ユンボによる額縁排水溝を設置(一番排水口の位置が低かった圃場左側に高さ60㎝、長さ3mの枡を設置)。そこから斜めにカットドレーン2機を用いて施工していき、合計8本施工しました。
 
カットドレーンは深さ60㎝の位置から、miniは40㎝の位置から施工。
刃の枚数や施工跡の地表の盛り上がり方、空洞の大きさも2機で異なり、miniの方がいづれも若干小さく浅めの施工となりました。
 
施工後は空洞に塩ビ管を押入れ、カットドレーンの施工は完成となりました
※写真右は、午前中にカットドレーンminiで施工した圃場の写真です
 
大野キャベツ播種
2018-06-27
今日は朝から大野でキャベツの播種作業が行われました
作業工程は昨年と同様の方法 ⇒ ミキサーを用いて培土と殺虫剤を混ぜ合わせ、その後の工程は全て手作業で行っていきました。
 
ミキサーは1度に培土210ℓ分を混ぜることができるので、それを4回繰り返しました。
(左写真:スコップでさらにかきまぜています)
 
また昨年は土詰めに時間がかかっていた為、今年は土詰場所を広げて2か所で行えるようにしました。
(写真右:2人1組で作業)
 
鎮圧板が行方不明というハプニングもありましたが、そこはセルトレイを代用してなんとか乗り切りました
 
品種は、昨年同様「おきな」と「輝吉」を使用。また早生品種として「YR晴信」と「はやかぜ」を試験播種。
4時間でセルトレイ(128穴)約200枚を完成させました(潅水はお昼以降に実施)cool
 
JA福井市 キャベツ栽培研修会
2018-06-18
今日は午後からJA福井市本店にてキャベツ生産者を対象とした栽培研修会があり、約15名の方が出席されました。
 
まずは福井農林総合事務所の方から、栽培技術について説明がありました。 いくつかポイントを抜粋します
 
作物の根が伸びる15~20㎝の柔らかい土の下に、なかなかスコップがはいらない硬い土の層(耕盤)があるため、この耕盤より深く額縁排水溝を施工し、サブソイラは耕盤を割るようにかけると排水対策に効果的。
 
麦跡で栽培する場合、麦栽培前に施工した額縁排水溝が崩れたり雑草が生えている場合は、額縁排水溝の手直し、または掘り直しを実施すること。特に雨が降る前の日などは特に。
 
自家育苗する場合、前年度使用した育苗資材などは念のため薬剤で消毒してから使用すること。
 
定植しても苗が活着するまでは土中の水分を根が吸えないため、定植前に育苗箱を液肥に沈めてたっぷり給水させること。
 
昨年根こぶ病が発生した圃場では、オラクル粉剤などを施用すること。
 
後半は、経済連園芸特産課より昨年度の契約出荷実績や水田転換園芸作物推進支援事業などについて説明がありました。
 
普及指導員専門技術研修会(座学)
2018-06-14
後半はJA越前丹生の会議室にて「土壌条件による排水技術と作業機の選定」「圃場周辺の営農排水をふまえた圃場選定について」講義を受けました。
 
水田園芸を成功させるためには、機械などを使って排水性を高めることも重要。
そこで耕盤破砕や本暗渠の代わりとしてサブソイラを始め、プラソイラやスタブルカルチなどの機械の紹介も受けました。特にカットドレーンは動画付きで説明あり。こちらは土を押上刃で持ち上げるため、持ち上げられた土には切断跡や亀裂があり透水性が良好で水が集まりやすい、持ち上げられた隙間に横の土をスライドさせることで、空洞の上部は攪乱が少なく耐久性が確保される、という特徴がありました。
 
<排水対策におけるポイント>
額縁などを掘る際の長さの目安として、スコップの刃先から足掛けの部分までが約30㎝となる為、スコップ面がすっぽり収まるくらいは掘ってほしい。
暗渠は定期的に動噴などで掃除をすることが大事
サブソイラを細かく入れることは必ず水分の低下につながる(暗渠と平行+垂直にサブソイラがけ)
降雨後はまず地表から急激に排水されるため、地表排水対策の徹底=早期の排水性向上
排水升の位置を下げるなど落水口の確保(どこに落水させるのか、圃場をしっかり観察し、水みちを意識する)。
 
普及指導員専門技術研修会(現地研修)
2018-06-14
今日は、普及員の方を対象とした、水田園芸における排水対策を徹底するための技術研修会がJA越前丹生管内にて行われました。
前半は現地研修会。「土壌断面調査による土壌分析について」ということで、水田園芸を始めて2年目となる圃場をお借りして実際に土壌断面を見てみました。
調査のポイントは、グライ層の位置の違い、礫層の出現位置、土性区分、斑鉄の有無、土色
 
グライ層とは、土中で常に水がついて酸欠になっている層のことを指し、この層が地表から何センチメートルのところにあるかで乾田や湿田であるかを判断。
 
礫層とは、粒径2mm以上の岩石の破片が(断面における面積割合で)20%以上ある層のことを指し、その出現位置で表層礫質か下層礫質か礫層なしと判断。
 
土性区分とは、指で土をこねて粘り具合などを調べ、粘質寄りか砂質寄りかを判断
 
斑鉄とは、土中の鉄が錆たようなもので、地表25㎝以下に斑鉄があるかどうかで、水分の移動があるのか、それとも停滞しているのかを判断
 
土色は、土壌のもっとも目につきやすい特徴で、腐食(有機物)が含まれているかどうか判断
 
こちらの調査結果としましては、一番上の作土深(根の分布する範囲)は15㎝ほどあり、普段からしっかり土を起こせている斑鉄は深い位置でも確認できたので停滞水位置も低い土色は濃くて養分が多い腐食(黒い塊)も目視できた、以上のようなことが読み取れました
 
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