今日は午後から組合員トータルサポートセンター主催で「経営改善実践研修会」が開催され、近年特に農業経営改善に向けた個別提案にかかる知識・経験が求められるているTACや営農指導員及び金融所外担当者の資質向上を目指しました
まずは全農TAC推進課の方より「全国のサポートセンターの取組状況やTAC活動」について紹介。
全国において、担い手経営体に出向く「(TACを含む)渉外チームの設置」をしているJAは52%と増加傾向にありますが、渉外チームが持ち帰った情報について十分な事業間連携が図られているJAは30%となっており、事業部門を超えた情報共有化等が課題となっているとのこと。
また全国のTACの「農業法人」に対する訪問・面談は年々増加しており、1経営体あたり月1回以上訪問がなされている状況にあります。この農業法人の経営課題では「生産」に関することが1番の課題となっており、その内訳をみると生産性の向上やコスト対策が上位を占めているようです。
その中で、単協だけでは対応が難しい担い手経営体のニーズや課題にJAと中央会・各連合会が連携して取り組むため「県域担い手サポートセンター」が全国的に設置されてきており、訪問実績を徐々に伸ばしつつあります
後半はサポートセンター職員より「設備投資と資金管理の考え方について」の説明。
本年度より本格的に推進し始めた新Z-BFM(作付提案)を活用しながら新設備導入や設備入替した場合の採算性評価について実際に例題を解きながら解説を受けました。
また資金繰表やキャッシュフロー計算書についても詳しい話しがあり、こちらも例題のキャッシュフロー計算書を作成しながら、各項目の意味や見方、分析方法を教わりました。
皆さん熱心に電卓をたたきながら考え、相談・質問を交えながら問題に取り組まれていました