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TAC

 

TAC 紹介

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私たちのお仕事
私たちは、JAのTAC担当者と担い手農家へ出向く仕事です。
私たちは農業経営者の総合窓口です。TACが訪問しましたら、生産や販売にかかるご要望はもちろん、融資の相談やJA事業への提言など、何でもお聞かせください。
皆さんのご意見・ご要望にお応えすると同時に、JAグループに内在する問題や傾向を分析し、事業の改善にもつなげて参ります。
私たちは、農家の方との繋がりを大切にします。
 

担い手対策課紹介

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TAC ブログ

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キャベツ技術解決チーム会(前半)
2016-09-27

今日は『第6回加工・業務用キャベツ技術解決チーム会』に出席

収穫直前の重要な時期ということで急遽開催が決まり、敦賀美方管内のキャベツ2圃場を巡回しました。

 

88日定植の圃場(写真 左)

・キャベツ取り組み2年目、面積は20 aほど。昨年は根こぶ病にかかりキャベツが収穫できなかったそうで、今年は「おきな」と根こぶ病耐性の試験品種「YCR金剛」を栽培中。

・初期生育は「YCR金剛」の方が早かったそうですが、現在は「おきな」の生育の方が早く進んでいるようです。キャベツは結球開始の段階で、現在は病気の症状などは見られないとのことでした。

 

924日定植の圃場(写真 右)

・キャベツ取り組み2年目。1町ほどの広いキャベツ圃場が何ヶ所かに散在しており、「おきな」「万代」「冬のぼり」の3品種を栽培中。肥料代節約のため元肥には石灰窒素を使用し、分施で作付けされています。

・キャベツは結球開始に向けて外葉が大きくなっていく段階。灌水はブームで行っているそうで、草・虫ともに少なくきれいな圃場でした。

 
若狭 土づくり研修会(水稲・大麦)
2016-09-27
今日は午後からJA若狭にて「土づくり研修会(水稲・大麦)」が開催されました
生産者や関係者約20名が集まりました。
 
大麦栽培について

大麦栽培のポイントは、①排水対策、②酸度矯正、③施肥、④適宜播種、⑤雑草対策。その中でも特に①②④が大事。

 

①種をまく時期に排水対策がうまくいくよう、お米の収穫後すぐに額縁排水溝を掘り、圃場を完成させる。排水溝は深さ幅ともに2530cm程度必要。播種作業で溝がくずれた場合は、ただちに溝を手直することが大事。また若狭管内は暗渠が少ないため、明渠の数を増やすことも大事。

 

②近年土壌の酸性化が進んでおり、稲は酸性に強いのであまり気にならないが、麦では収量が5分の1まで下がることもある。PH値を上げるためには麦豆一番やマグエースなどの土改剤を散布する。

 

雪が降る前に茎数を適正量確保することが多収につながる。播種期が遅くなると茎数が確保されにくいため、平坦地帯では1010日前後、中山間地帯では105日前後の播種が基本。

 

土づくりの重要性について
①秋の田起こしが大事。地温の高い10月中旬までに稲わらのすきこみを行う。秋にすきこむ方が、春に行うより水田からのメタンガス発生量が少なくなる。

 

②圃場のひこばえは鹿のえさ供給源となってしまう。

 

③管内全体でケイ酸が不足。秋にしっかりと補給をケイ酸を入れることにより、受光体勢が良くなり光合成が促進される、また耐倒伏性が増す。

 
現地研修

クボタの方から5台紹介。

①すき込み性に優れたローターアース、②排水性を良くするパラソイラ―、③暗渠を施工するカットドレーン、④土を細かくして畝立が行える超砕土成形ロータリ、⑤1人で定植することができる乗用半自動移植機。

 

圃場が湿っていたため上手く実演はできませんでしたが、みなさん興味を持ってご覧になっていました。
 
キャベツ生育状況(金津、大野、福井市、三方)
2016-09-23
各圃場を見てきました
 
金津  定植日:7月28日(57日目)
        球径:14.3cm
 
       球の生育は順調(写真 左)
 
大野  定植日:7月23日(62日目)
        球径:13.8cm
 
       台風により川が増水。畝ぎりぎりまで水に浸かったが排水もよく、数時間で水はぬける。
 
福井市  定植日:8月6日(48日目)
        球径:12.3cm
 
       先週より一部畝に灰色かび病が発生(写真 真ん中)
 
三方  定植日:7月22日(63日目)
        球径:14.7cm
 
       一部外葉の外周部に茶黄色の枯れが発生(写真 右)
 
キャベツ生育状況(金津、大野、福井市)
2016-09-16
各圃場を見てきました
 
金津  定植日:7月28日(50日目)
        球径:10.8cm
 
       部分的に雑草がひどくなってきました(写真 左)
 
大野  定植日:7月23日(55日目)
        球径:10.2cm
 
       虫も雑草も少なめ。生育遅い畝には追肥(写真 真ん中)
 
福井市 定植日:8月6日(41日目)
        葉長:33.0cm   葉幅:35.6cm
 
       雑草がひどくなってきて、時々手取りを実施写真 右)
 
キャベツ技術解決チーム会(後半)
2016-09-09

次に午後の部

南越合同庁舎にて、各地区の報告や今後の防除について話し合われました。

 

ここでは、県内全域に共通する内容を一部紹介。

 

チップバーン(葉先の枯れ)症状について

どの地区でも新葉の葉先に茶色い枯れ見られるチップバーンという症状が出ており、球になるときに一緒に巻き込んでしまうのでは…と心配されていました(写真)。

→ 結球時は外葉になるため、出荷には響かないだろうとのこと。水分不足による生理障害だそうですが、詳しい原因は農業試験場で調査中だそうです。

 

今後の防除について

今年は虫の発生時期が予想以上に早く、殺虫剤を撒いても葉裏や芯の中で生き残っているものが多いそうです

これからは球になる大事な時期なので、薬剤の撒く量を増やした防除や、剤のローテーションを

近年キャベツで発生しているタバコガ対策として、ディアナコテツといった農薬を積極的に使用して欲しいとのことでした。
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