今日は全自動定植機を使用したキャベツ定植講習会に参加
場所は若狭町にある4.3反の暗渠有り圃場。畝立ては前日から12時間かけて26畝ほど。定植は今日の午後から行い90分で8畝ほどが完了。苗は19日苗(6月23日播種)の輝吉を使用(液肥・殺虫剤灌注済み)。
講習内容については、JA女性営農指導員、県普及員、ヰセキより以下の説明がありました。
【畝立同時部分施肥機】
車速に応じて肥料を散布するが詰まることも有るので要確認。
機械運搬などの移動時は故障の原因になるのでホッパー内肥料は必ず排出する。
畝天面を平らにするため、十分土壌を乾かし低速で作業を行い、砕土率を高める。
【全自動定植機】
畝天面の状態に応じて、植深さ調節レバーを操作し、苗の根鉢にあった深さにする。
苗の根張が弱い場合は、トレイからつまむ爪の強さを弱め、欠株を防ぐ。
【灌水による早期活着】
天気予報を確認し、午後に定植。
畝間灌水は雑草が多くなるため、灌水チューブを利用
【雑草対策】
耕起前にラウンドアップなど。
早めに畝立するようならクレマート乳剤など。
定植後にはラッソー乳剤など。
生育中にはポルトフロアブルやプリグロックス、その他中耕・機械除草
特に機械による中耕を兼ねた除草は、草を取り除くだけでなく、土壌に空気が入り根に活力を与えることにもなる(こちらの生産者は歩行型除草機を購入)。
【ローテーション防除】
今回ジュリボフロアブルを定植前日に灌注。
定植約3週間後から圃場での発生状況に合わせ、病害虫のローテーション防除を開始。
作業中もぽつぽつと雨が降っていたので、定植後の活着はよさそうです
また排水対策として、定植が終わった畝から、圃場奥の枕地にも畝毎の溝堀を行い、水がうまく流れ出ていくように工夫されていました(写真右)。